INTRODUCTION
「まちづくり」という言葉の、
その先へ。
広場や通り、いつもの居場所。その風景の裏側には、たくさんの人の仕事と工夫があります。今回は札幌駅前通まちづくり株式会社さんを訪ね、「まちづくり」の現場や想いに触れました。使う側から、つくる側の視点へ。日常の見え方が少し変わる体験をお届けします。
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2部 法学部
政治学科 2年
下山琢人
【取材当日レポート】
場を活用する私たちも、まちづくりの一員だった。
企業訪問で気づいた「まち」との関わり方。
「まちづくりについて知りたい!」
そんな興味関心から取材準備を進め、ついにインタビュー当日を迎えました。
この記事では、大学生である私が実際に企業を訪問し、「まちづくり」に触れたインタビュー当日の様子をお届けします。
インタビューの目的
◯「まちづくり」とは、そもそも何なのか
◯民間企業はどのように「まちづくり」に関わっているのか
◯行政によるまちづくりと、民間によるまちづくりの違い
◯その仕事の魅力を同世代や高校生にも伝えること
まちづくりに惹かれた原点を聞く
今回インタビューに応じてくださったのは、札幌駅前通まちづくり株式会社 代表取締役社長 内川 亜紀さん。実際に会社を訪問し、少し緊張しながらインタビューをスタートしました。
最初の質問は、「内川さんが、まちづくりに興味を持ったきっかけは何ですか?」
内川さんは、現在の会社に勤める以前に取り組んでいた歴史的建造物の保存調査について、資料を交えながら丁寧に説明してくださいました。一つひとつの建物に込められた背景や、人との関わりを知るうちに、「まち」は単なる場所ではなく、積み重ねられた物語なのだと感じました。

行政と民間のまちづくり、その違いとは
インタビューではその後、
◯行政と民間、それぞれの役割の違い
◯実際に手がけたプロジェクトの裏側
◯アートがまちに与える影響
など、調べるだけでは知ることのできないリアルなお話を伺いました。最後には、将来まちづくりに関わりたいと考えている私たちに、あたたかい応援メッセージも。その言葉は、次回公開するインタビュー本編で詳しく紹介します。
実際の「まちづくり」を体感する
インタビュー後、内川さんが一番印象に残っている事業のひとつ「札幌市北3条広場(アカプラ)」に足を運びました。そこで強く感じたのは、関わった人にしか分からない“マニアックな視点”にも、まちづくりの面白さが詰まっているということ。

アカプラの街路樹は、元々荒川の堤防用に育てられていたもの。1925年に東京から運ばれた樹齢19年のイチョウ32本を植樹しています。樹齢100年を超えた道内で最も古い街路樹として、アカプラに29本現存しています。


アカプラの歴史を遡ると、もともとは「北三条通」という北海道・札幌で最初に舗装された道路です。広場として活用されているアカプラはなんと「道路空間」なのです。
札幌市北3条広場(アカプラ)
https://kita3jo-plaza.jp/
まちを使う私たちも、まちづくりの一員
市民の憩いの場として設置されたアカプラのデッキに腰を掛けながら、広場の歴史や成り立ちを聞く時間はとても贅沢でした。
これまで友人と何気なく座って過ごしていた場所も、誰かの想いや試行錯誤の積み重ねによって生まれたもの。そして、その場所を使う自分自身もまた、「まちづくり」の一部なのだと実感しました。

取材を終えて
インタビューは、今回が初めての挑戦でした。
緊張しながら始まった取材でしたが、話を聞くうちに、自分の暮らしとまちづくりが確かにつながっていることに気づき、あっという間の時間でした。
貴重なお話を聞かせてくださった内川さん、本当にありがとうございました。
次回は、インタビュー記事本編をお届けします。まちづくりに興味がある方、進路に迷っている高校生のみなさんも、ぜひご覧ください。
*当日のミニエピソード*
取材を行ったのは、クリスマスシーズンを迎える頃。
札幌駅前通まちづくり株式会社さんの共有スペースに飾られていたクリスマスツリー。そこには「Happy Tree Street」と書かれたオーナメントを発見。気になって質問してみると、クリスマスシーズンに札幌駅前通に隣接する商業者やビル管理者が、それぞれの軒先にクリスマスツリーを飾り、エリア全体を盛り上げる取り組みなのだそうです。まち全体で「おもてなし」の雰囲気をつくり出す――そんな仕組みづくりも、まちづくりの大切な役割のひとつなのだと教えていただきました。

