留学を軸に大学探し。
高校時代の私は、進学先として、在学中に留学が叶う大学を探していました。道内には語学を専攻できる大学が複数ありますが、カリキュラムや留学制度を比較した際に、興味があった地理や世界史、文化人類学系の分野が充実した、北海学園大学の人文学部英米文化学科を選択することに決めたんです。
念願が叶い、2年次の8月末から14週間、カナダのレスブリッジ大学へ留学したことは大きな自信になりました。日本とは違って、カナダやアメリカのほか、さまざまな国から学生が集まる土地でしたから、ウクライナ出身の学生と仲良くなれましたし、ホストファミリーでドイツとイランにルーツを持つ20代半ばの大学職員の女性にはとても親切にしていただきました。さまざまなルーツを持つ人が集まる町だからこそ、英語にも母語の訛りがある人たちがたくさんいました。でも、言葉が足りなくても訛りがあっても、気持ちで伝えられることを実感し、英語を話すことへのハードルが少し下がったような気がしました。

帰国後は、オンライン英会話レッスンのサポートなどの活動に取り組みつつ、3年次から本格的に就職活動をスタートしました。その一環として、和歌山県にある日本酒の酒蔵・平和酒造のインターンシップに参加したこともありました。留学で他国の文化を知って、あらためて日本の文化に興味が湧き、一つのことを究めている職人さんへの憧れがあったので、現地を訪ねてみようと思ったんです。
そこでは、日本酒の歴史について学んだり、どぶろくを造ったり、酒米を収穫する体験もできました。見知らぬ土地で、見ず知らずの学生たちと日本酒について勉強し、得られた情報をもとにイベントを企画し、プレゼンテーションをする機会もありました。就活生という視点で見れば参加者の学生たちはライバルでしたが、皆さん志の高い学生ばかり。和歌山県での経験は大きな刺激となり、私に就職活動のエンジンをかけてくれた分岐点になったと感じています。
会社へ出向けば社風がわかる。
「自分に問う」という作業に特にこだわりを持って、就職活動に努めたつもりです。就職先は、大学卒業後に自分自身の生活の中でメインのコミュニティとなる場所。その環境と長く付き合っていくためには、「自分が社会の一員として働く際に、絶対に譲れない条件は何か?」を知る必要があると考えました。その答えを探すために、そしてなるべく社風を感じるために、現地や対面の場を優先しながら、企業説明会やインターンシップに積極的に参加しました。
就職活動を進める中で、人事の方だけにとどまらず、年次の異なるさまざまな部署の社員の方々と数回の面談や座談会の機会を設けてくださったのが、その後に内定をいただいて就職を決めた「第一生命保険株式会社」でした。お会いする社員の皆さんが、学生の私に名刺を添えて挨拶してくださったことが、とてもうれしく、印象に残りました。このような社風の会社なら、入社後に困りごとがあっても上司や先輩に相談できるのではと思えたんです。面談の回数を重ねていく中で、研修の豊富さやキャリアプランについて知り、そこで働く先輩たちの背中を追って仕事ができる環境に魅力を感じて、この会社で働こうと決めました。

活動内容や感想はメモ!
就職活動における面接の際は「私自身のこれまでの人生」について、多くを問われます。エントリーシートや履歴書を書き始めた時に、自分自身について言語化する難しさを知りました。そこで、就活専用のノートを作って過去の経験や自分の考えを振り返り、自身に問いかける作業に時間を費やすことにして。選考が進むと、インターンの感想を求められる機会も増えるので、どんな活動をして、その時に何を感じたかをなるべく細かく書き留めるようにしました。うまく答えられなかったことも記録しながら頭の中を整理する作業を積み重ねるうちに、だんだんと考えがまとまるようになってきて。いつか本当に行きたい企業に出合った時の備えだと思いながら、地道に記録し続けました。

内定先で迷った時や、考えが行き詰まった時には、大学のキャリア支援センターにお世話になりました。プロのアドバイスは、とても安心感がありました。また、就活を終えた現在は、就活に時間を割く必要がある3年次に備えて、1・2年次になるべく単位を取っておくことの重要性や、スマホのメモでもいいから、日々の活動や気持ちを記録しておくことの大切さといった体験談を後輩に伝える活動をしています。自分自身の気づきや実体験が、誰かの参考になればうれしいです。
「あなたに任せて良かった!」と言っていただける社会人になるのが目標です。そのために、保険会社に内定先が決まってからは、これから必要になる経済の知識を学んでおこうと考えました。大学に申請し、経済学部で開講されている金融経済の講義を受けて、将来に向けた準備をスタートしています。

