政治学科

人生経験を活かして 生徒に夢を与える 進路指導がしたい。

法学部1部 政治学科4年 万谷 楓翔 北海道石狩翔陽高校

自分で学費をまかなうため、アルバイトに精を出しながら教職課程も履修した万谷さん。途中、1年間の休学を経てすべての単位を取得し、教員採用試験にも合格しました。経済的な理由だけで夢を諦めたくない——。自身が努力してきた経験を活かし、生徒の夢を後押しできる教師を目指しています。

高校時代からのアルバイトで
学費を捻出

弟が3人いるので経済面で親に負担をかけないように、高校を卒業したら就職しようと考えていました。ところが、次第に社会科の教師になりたいという思いが強くなっていきました。どうせなら、教師だけじゃなくいろんな職業を目指す学生が集まる北海学園大学で教職課程を履修したいと考え、高校生のうちからアルバイトで大学の学費を貯めることにしました。
大学に入学してからも、学費や一人暮らしの費用はアルバイトの収入でまかなっています。バイト先は、映画館と居酒屋の掛け持ち。教職課程も履修しているため、とにかく忙しい大学生活でした。時間が限られているので、授業中は先生の話をしっかり聞いてノートを取り、課題はアルバイト後の深夜に取り組むか、気合いで朝早く起きてこなすか。週1日だけの休日には、1週間分のご飯を作り置きしています。テスト前は、有給休暇を取って勉強に集中。教員採用試験の期間中も有給休暇を活用し、乗り切ることができました。

日々の授業を大切にしていたことが、教員採用試験対策にもつながったと感じています。教職課程の授業だけでなく、政治学科の専門科目や一般教育科目の授業も役に立ち、大学の学びが教員採用試験に直結していると実感しました。
そのほか、過去問を解いて、覚えるべきことをノートにびっしり書きました。面接対策は、教職指導室の先生からアドバイスをいただき、友人と一緒に何度も練習。先生や友人にも支えられ、教員採用試験に合格することができました。
学費と生活費を稼ぐのは決して容易ではなく、1年間休学してアルバイトに専念した時期もあります。結果的に、卒業までに5年かかってしまいましたが、春からは夢だった高校教師としての一歩を踏み出すことができます。

生徒の選択肢を増やせる教師に

教育実習は母校の高校で行いました。ちょうど進路指導の時期と重なり、僕も同席させてもらう機会がありました。その時に、北海学園大学を受験するかどうか迷っている生徒がいて、大学についての質問に答えたり、過去問を用意したりと、できる限りのアドバイスをしました。すると、その生徒から「試験に向けて頑張ります」と前向きな言葉を聞くことができました。生徒の将来に向けて、背中を押せたと感じ、ますます教師になりたいという意欲が湧きました。

生徒の中にはかつての僕のように、家庭の事情から進学や夢を諦めようとしている子もいます。そんな生徒たちに、いろんな道を示すことで夢の実現を後押ししてあげたいと思いました。実際、僕自身も高校時代の先生から助言をもらい、教師を目指すことになりましたし。大学では、教職指導室の先生が僕の事情を汲んで、試験対策の過去問を用意してくださいました。ほかにも、家族はもちろん、バイト先の後輩、同級生など、たくさんの人たちのサポートがあって、教師になるという夢が叶いました。今度は僕が教師として、生徒の夢を支える番です。

北海学園大学には多くの学生がいて、学部・学科の垣根を越えて多様な学生と関わることができます。学生の進路も幅広く、就職先の業種もさまざまです。将来、いろいろな分野で活躍する友人たちの話を聞くことで得た知見を、自分の生徒たちへの進路指導にも活かしていきたいと考えています。

忙しい大学生活ではありましたが、たくさんの友人に恵まれ、楽しい時間を共有することができました。大学での経験を糧に、将来は生徒たちの知見や想像力、感性を豊かに育める教員を目指し、この先も努力していきたいと思っています。そして、生徒たちと一緒に体育祭や学校祭など、高校生活でしかできない経験に寄り添える日を楽しみにしています。