自治会活動を通して、企画運営や対応力を磨く。
大学に入学してから、2部学生自治会、地理研究会、大学広報サークル、2部時事問題研究会、CLUB RISE(ダーツ)、放送研究会など、興味のある活動に参加しています。気づけばかなりの数になりましたが、中でも力を入れているのは、2部学生自治会です。活動の一環で、学生を募ってルスツリゾートへ行くイベントを企画。2025年はバス2台を貸し切って実施しました。1人1万円分くらいの内容を盛り込みながらも、自治会費を活用し参加費用は1人500円。お得な企画にできたので、多くの学生に喜んでもらえました。私は書記長を務めていますが、企画運営は学ぶことばかり。みんなの意見が異なっても、なるべく多くの人に楽しんでもらえるように話し合って着地点を見いだす力や、トラブルが起きても臨機応変に対応する力が身についてきたと思います。

函館市や天売島に出向いて知った地域の魅力と課題。
大学の授業では、座学がメインだった1年次に比べ、2年次からは地域に出向いて学ぶ機会が増えました。多文化共生をテーマにした土橋先生のゼミでは、日本の少子化に対応する策として、外国人労働者受け入れの必要性を学んでいます。ゼミの地域研修では函館市に行き、市役所や多文化共生の取り組みを行う機関を訪ねて話を伺いました。人口減少が進む中で、外国人の労働力に頼らなければ厳しい現状や、日本で暮らす外国人にとっての困りごと、時に起こってしまうトラブルなどを聞き、日本のことをいつもとは異なる視点で考える機会になりました。自分自身も、これからは他国の文化や英語以外の言語も学ばなければと思うようにもなりました。

「地域協働フィールドワーク」では、日本海に浮かぶ離島、天売島に複数回通って、地域社会の実態や地域の活性化について学びました。お祭りに参加して神輿を担いだり、夜間営業の店がない島で居酒屋メニューとお酒を出すイベントを開催したり。先輩たちの代から10年ほど続いているフィールドワークなので、島の皆さんも楽しみにしてくださっていて、一緒にお酒を飲んで距離も縮まりました。人口250人ほどの天売島は、少子高齢化、人口減少の問題に直面しています。昔ながらの風習も多く残っていて、食べ物の調達や労働なども島民同士の助け合いで成り立っていることが感じられました。今後、札幌のような大都市が島と同じような状況になった場合、人と人とのつながりが薄い分だけ、もっと大変なことになるのではないか。数十年先の自分たちが直面するかもしれない問題に思いを巡らす時間になりました。

イメージしていた大学の学びをフィールドワークで実現。
これからの社会のために、自分から現場に出向き、行動して学ぶ。「地域研修」と「地域協働フィールドワーク」は、まさに高校時代に自分がイメージしていた、大学の学びそのものでした。もちろん、座学による事前の知識がないと現地で学びを得ることはできませんが、座学だけでは頭でっかちになってしまうと思うから。現地に行くと、それまでデータ上の数字として見ていた人口減少の問題が、自分ごととして感じられます。
函館では、自分が暮らす札幌と比較する視点でもう一つの都市として函館を考えていました。でも、天売島では幅広い年代の島民の方から話を聞き、地域同士を比較せず、ありのままの天売島を受け入れようとする自分がいました。そんな思考の違いに気がついたことも発見でした。

これまでは、卒業後も札幌で就職し、札幌の企業で働くことしか考えていませんでした。しかし地域社会で学ぶ経験を通して、役場など暮らしと関わる仕事が地域に貢献していることを実感。そうした仕事にやりがいを感じられるのではないかと思うようになりました。将来の道はまだ決めていませんが、今は地域社会と関わることを仕事にしたいと考えています。そのために、今後も地域の実態を学んで課題を見つけ、さまざまな活動を通して得た企画運営の力を課題解決に役立てていくつもりです。
